こんな方におすすめ
- 海外でSIMを購入する予定の人
- 日本の電話番号を残すか迷っている人
- 海外でSMS認証が必要になることを想定していない人
海外移住前は、
英語は通じるだろうか。
中国語は使えるだろうか。
仕事には慣れるだろうか。
食事は大丈夫だろうか。
こうしたことを考えていました。
ところが、マレーシアへ来て最初の数日で実際に困ったのは、別のところでした。
スマートフォンです。
SIM。
電話番号。
SMS認証。
Grab。
位置情報。
本人確認。
Wi-Fi。
ネット通販。
どれか一つが使えないだけで、海外生活はかなり不便になります。
特に現在の海外生活では、スマートフォンは連絡手段ではありません。
移動。
支払い。
買い物。
本人確認。
地図。
銀行。
宅配。
ほぼすべての入口になっています。
今回は、マレーシア移住直後に実際に経験した通信・アプリまわりのトラブルから、
海外移住ではスマホ環境を最優先で整えた方がいい
と感じた理由をまとめます。
1.SIMカードを買えば終わりではない|海外生活は「電話番号を使える状態」にして初めて始まる
海外生活で最初に必要になる物の一つがSIMです。
現在はeSIMもありますが、基本的な目的は同じです。
現地で通信できる状態を作る。
電話番号を持つ。
モバイルデータを使えるようにする。
海外旅行なら、ホテルや空港のWi-Fiだけでも何とかなることがあります。
しかし、生活となると話が変わります。
外出中に地図を確認する。
Grabを呼ぶ。
メッセージを送る。
店を探す。
ネット通販を見る。
仕事関係の連絡をする。
こうしたことが毎日発生します。
つまり、
家のWi-Fiだけでは海外生活は完成しません。
今回も、現地SIMを準備することが生活立ち上げの重要な作業になりました。
そして実際にやってみると、
SIMを買う。
スマートフォンへ入れる。
それで終了ではありません。
電話番号は何番なのか。
データ残量はどう確認するのか。
チャージはどうするのか。
どのアプリを使うのか。
期限はあるのか。
一つずつ理解する必要があります。
日本なら長年同じ携帯会社を使っているため、こんなことは意識しません。
海外へ出ると、携帯電話について一から勉強することになります。
さらに重要なのが、
現地番号と日本番号は役割が違う
ということです。
現地番号はマレーシア生活に必要です。
しかし、日本のサービスを使うときには日本の電話番号が必要になる場合があります。
ここを海外移住前に整理しておかないと、
現地SIMは使える。
でも日本のSMSを受け取れない。
という状態が起きます。
スマートフォン1台の中に、
マレーシア生活。
日本の銀行。
日本のサービス。
現地アプリ。
すべてが入ります。
海外移住では、単にネットにつながればいいのではありません。
どの電話番号で、何を認証するのか。
ここまで整理しておく必要があります。
2.Grabが使えないだけで行動範囲が一気に狭くなる|本人確認で止まった経験
マレーシア生活で便利なアプリの代表がGrabです。
移動する。
食事を注文する。
さまざまな場面で使えます。
特に車がない移住直後には非常に重要です。
ところが、便利なアプリほど、
「アプリが正常に使える」
ことを前提にしています。
今回、Grabを使おうとしたときに本人確認のセルフィー認証がうまく動かず、利用できない状態になりました。
こうなると一気に困ります。
目的地は分かっています。
お金もあります。
スマートフォンもあります。
しかし、
本人確認を通過できないだけで移動できない。
これは日本で生活しているとあまり経験しない種類の不便でした。
海外では土地勘がありません。
どのタクシーを使えばいいか分からない。
バス路線も分からない。
歩ける距離なのかも分からない。
その状況でGrabが使えないと、行動範囲が一気に狭くなります。
ここで実感したのが、
現在の海外生活では、
交通インフラ。
スマートフォン。
本人確認。
この3つが完全につながっているということです。
昔なら道端でタクシーを止めれば済んだかもしれません。
現在はアプリを使うことで便利になりました。
しかし同時に、
アプリが使えない。
通信できない。
位置情報がずれる。
決済できない。
本人確認が通らない。
こうしたデジタル側の問題が、そのまま移動問題になります。
特に海外移住直後は、
SIM設定。
端末設定。
電話番号。
位置情報。
支払い方法。
本人確認。
いくつもの要素を短期間に設定します。
どこか一つで止まる可能性があります。
だからこそ、移住初日に重要な予定を詰め込むより、
まず移動アプリが正常に動くか確認する
ことをおすすめします。
ホテルから近い距離で一度試す。
位置情報が正しいか見る。
決済方法を確認する。
本人確認が必要なら済ませる。
これだけでも、その後の安心感が違います。
海外でスマートフォンは便利な道具です。
しかし同時に、
スマートフォンが止まると生活まで止まる
という弱点もあります。
今回の経験で、それを強く感じました。
3.日本のSMS認証は出国後に気付くと面倒|日本番号をどう残すかは移住前に決める
海外へ移住すると、
「日本の電話番号はもうほとんど使わないだろう」
と考えるかもしれません。
実際、マレーシアで生活していれば、日常的な通話は現地番号やインターネット経由で済むことが多くなります。
しかし、日本番号には別の役割があります。
SMS認証です。
銀行。
クレジットカード。
会員サービス。
各種アプリ。
本人確認。
日本では多くのサービスがSMS認証を使っています。
日本にいる間は普通に届くので、その重要性を意識しません。
海外へ出た途端、
「このSMSを受け取れないとログインできない」
という問題が出てきます。
今回も、日本で利用していた携帯回線について、海外からSMSをどう扱うか確認する必要が出てきました。
しかも出国前に国際利用の設定を済ませていない場合、現地へ来てから調べることになります。
ここが面倒です。
日本にいれば、
携帯ショップへ行く。
サポートへ電話する。
簡単にできます。
海外では、日本の電話番号そのものが使えなければ問い合わせにも制約が出ます。
時差もあります。
そのため、海外移住前には、
日本番号を残すのか。
解約するのか。
海外でもSMSを受け取れるのか。
国際ローミングの申込みが必要か。
料金はいくらか。
ここまで確認した方がいいと思います。
特に、
「通話しないから日本SIMはいらない」
と考えるのは少し危険です。
電話として使わなくても、
本人確認装置として日本番号が必要
になる可能性があります。
海外生活では現地番号を中心にします。
しかし日本とのつながりが完全になくなるわけではありません。
銀行口座。
クレジットカード。
税金。
各種契約。
日本のサービスを使い続けるなら、日本番号が必要になる場面があります。
これから移住する人には、
「海外SIMをどうするか」
と同じくらい、
「日本SIMを海外でどう維持するか」
を考えてほしいと思います。
4.Wi-Fiは昔より圧倒的に快適になった|それでも「つながる=何でも安心」ではない
海外に何度も行っていると、昔のインターネット環境を思い出します。
ホテルのWi-Fiが遅い。
接続が切れる。
部屋によって電波が弱い。
動画を見るのは厳しい。
そうしたことは珍しくありませんでした。
それと比べると、現在の海外インターネット環境はかなり快適になっています。
実際、今回マレーシアでWi-Fiを使ってみても、
接続。
速度。
安定性。
昔と比べると非常に便利です。
動画。
仕事。
SNS。
調べ物。
かなりのことが普通にできます。
海外移住のハードルを下げている大きな要素の一つだと思います。
しかし、
Wi-Fiにつながったから通信環境は完成
とは言えません。
共用Wi-Fiであればセキュリティも考えます。
重要なログイン。
銀行。
決済。
仕事のデータ。
こうしたものを何でも同じネットワークで扱っていいのかは注意が必要です。
また、Wi-Fiは家にいるときには便利ですが、外へ出れば別です。
買い物へ行く。
Grabを呼ぶ。
地図を見る。
宅配ドライバーと連絡する。
そこで必要になるのはモバイル通信です。
つまり海外生活では、
家のWi-Fi。
現地SIM。
日本SIM。
この3つを分けて考えた方が分かりやすいです。
家ではWi-Fi。
外では現地SIM。
日本の認証には日本番号。
それぞれ役割があります。
現在はインターネットのおかげで海外生活がかなり簡単になりました。
しかし便利になった分、
アカウント。
パスワード。
二段階認証。
SMS。
本人確認。
という新しい問題も増えています。
海外移住前に通信環境を考えるときは、
「Wi-Fiはありますか?」
だけではありません。
自分の生活で必要なサービスを全部使えるか。
ここまで考える。
これが現代の海外移住では重要です。
5.Shopeeなどの通販が使えると生活立ち上げが一気に楽になる
新居へ入ると、必要な物が大量に出てきます。
調理用品。
電気製品。
収納用品。
洗濯用品。
場合によっては自転車。
こうした物をすべて店舗で探すのは大変です。
土地勘がないからです。
どのショッピングモールへ行けばいいのか。
どの店が安いのか。
在庫があるのか。
持って帰れる大きさなのか。
何も分かりません。
そこで重要になるのが現地のネット通販です。
マレーシアではShopeeやLazadaなどを使って、多くの生活用品を購入できます。
実際に生活を始めると、
「これは通販で買った方が楽だ」
という商品がかなりあります。
特に電化製品や大きめの商品です。
通販なら価格比較もできます。
店舗を何軒も回る必要もありません。
ただし、ここでも海外ならではの疑問が出ます。
宅配便はどう受け取るのか。
仕事中に来たらどうするのか。
コンドミニアムなら受付で預かってくれるのか。
部屋まで来るのか。
置き配は可能なのか。
日本の宅配ルールと同じとは限りません。
つまり、
通販を使うためにも現地生活のルールを覚える必要があります。
一方、細かい日用品は近所の格安店で買う方が早い場合があります。
実際、マレーシアには驚くほど安く買える生活用品もあります。
商品によって、
近所のスーパー。
格安店。
通販。
を使い分けると、かなり効率が上がります。
海外移住直後は何でも自分の足で買いに行こうとしがちです。
しかし、土地勘がない時期こそ通販を活用した方が楽です。
スマートフォンで注文する。
コンドで受け取る。
この流れが作れれば、生活用品を揃える速度は一気に上がります。
その意味でも、
SIM。
電話番号。
Wi-Fi。
アプリ。
決済。
これらを最初に整えることが重要になります。
海外生活のインフラは、
水道や電気だけではありません。
スマートフォンも立派な生活インフラです。
まとめ|今の海外移住では「ネットが使える」より「スマホですべての生活サービスが動く」が重要
海外移住前は、通信環境というと、
SIMを買う。
Wi-Fiを確認する。
それくらいに考えがちです。
しかし実際には、それだけでは足りません。
現地番号。
日本番号。
SMS。
本人確認。
Grab。
位置情報。
決済。
ネット通販。
これらがつながって、初めて生活がスムーズに動きます。
そして一つでも止まると、
移動できない。
ログインできない。
買い物できない。
連絡できない。
という問題になります。
海外移住で最初に覚えるべきものは、現地の言葉だけではありません。
自分のスマートフォンを、
現地生活仕様へ作り替えること。
これがかなり重要です。
今後海外移住するなら、荷造りと同じくらい、
「スマホ環境の移住準備」
も出国前にやっておくことをおすすめします。