住まい、お金 海外就職 食事、休日

海外移住前に日本で食べたい物を食べ尽くす必要はある?「最後だから」で疲れない

こんな方におすすめ

  • 海外移住を控えて「日本で最後に何を食べよう」と考えている人
  • 日本食をしばらく食べられなくなることが不安な人
  • 渡航直前まで普段の生活リズムを崩したくない人

 

海外移住の日が近づいてくると、

「この店もしばらく行けなくなる」
「刺身を食べておこう」
「ラーメンも食べておきたい」
「日本酒も飲んでおこう」

と、普段ならいつでも食べられるものが急に特別に感じられることがあります。

「次はいつ食べられるか分からない」と考えるからです。

さらに友人や知人から、

「海外へ行く前に食事でも」

と誘われる機会が増えることもあります。

もちろん、好きな店へ行ったり、食べたい日本食を楽しんだりすること自体は悪くありません。

ただ、

最後だから。
せっかくだから。
しばらく食べられないから。

と予定を詰め込みすぎると、海外移住直前なのに外食や飲酒、移動ばかりが増えてしまいます。

本来この時期に必要なのは、荷造りや書類確認、睡眠、体調管理、出発準備です。

海外移住は、日本の食文化との永遠の別れではありません。

今回は、「日本で最後だから」と頑張りすぎず、出発までの食事をどう考えるかについて整理します。

「最後の○○」を始めると意外と終わらない

海外移住前になると、いろいろな食べ物に「最後」が付き始めます。

最後の寿司。
最後の焼肉。
最後のラーメン。
最後の居酒屋。
最後の日本酒。
最後のコンビニ飯。
最後の地元の店。

こうして考えていくと、対象はいくらでも増えていきます。

しかも一度、

「海外では簡単に食べられないかもしれない」

と思い始めると、普段それほど食べていなかったものまで気になってきます。

普段は月に一度しか食べない料理でも、「しばらく食べられない」と思うだけで急に食べておきたくなることがあります。

 

ただ、すべてを消化しようとすると、

月曜日は寿司。
火曜日はラーメン。
水曜日は焼肉。
金曜日は送別会。
土曜日は地元の店。

という状態にもなりかねません。

そうなると、食事を楽しんでいるというより、「日本でやり残さないための予定消化」になってしまいます。

食べたいものがあるなら、本当に好きなものを数個選ぶ。

そのくらいで十分です。

海外へ移住するからといって、日本で食べてきたすべての料理に別れを告げる必要はありません。

出発直前ほど外食より体調を優先した方がいい

海外移住では、出発当日から体力を使います。

荷物を持つ。
空港まで移動する。
チェックインする。
長時間飛行機に乗る。
入国手続きをする。
現地まで移動する。
ホテルや住居へ入る。

さらに数日後には仕事が始まることもあります。

この直前に外食、深夜までの飲酒、睡眠不足、暴飲暴食が続くと、かなり疲れた状態で渡航することになります。

特に、

「日本最後の週だから」

と毎晩予定を入れるのは避けたいところです。

出発直前に体調を崩せば、海外生活のスタートそのものが大変になります。

 

もちろん食べたいものを我慢する必要はありません。

昼に好きな店へ行く。
夜は普段通り自宅で食べる。
飲酒する日を連続させない。
出発数日前は睡眠を優先する。

この程度の調整でもかなり違います。

海外へ行く前の一週間は、特別なイベント期間ではなく、長距離移動へ向けたコンディション調整期間として考えることもできます。

移住初日を元気な状態で迎える方が、その後の生活にも入りやすくなります。

 

送別会を全部受ける必要はない

海外移住が決まると、人と会う予定も増えやすくなります。

友人。
元同僚。
仕事関係。
家族。
知人。

「行く前に一度会おう」

と言ってもらえるのはありがたいことです。

ただし、すべてに応えていると出発前の時間がどんどん減っていきます。

特に送別会は、食事だけで2〜3時間かかることがあります。

移動を含めれば半日近く使うこともあります。

飲酒すれば翌朝まで影響する場合もあります。

これが何度も続けば、荷造りや手続きが後回しになります。

 

だから、全員と個別に食事をする必要はありません。

昼にコーヒーだけ飲む。
複数人で一度に会う。
短時間だけ顔を出す。
渡航後にオンラインで話す。
一時帰国したときに会う。

こうした形でも十分です。

海外へ行くからといって、人間関係が出発日に終了するわけではありません。

むしろ海外へ行った後にも自然に続く関係の方が、長く残るつながりになっていきます。

出発前の予定を埋め尽くすより、準備のための余白を残しておく方が大切です。

 

海外でも日本食が完全になくなるわけではない

海外移住前には、

「これから日本食を食べられなくなる」

と考えがちです。

しかし都市部であれば、日本食レストランや日本の商品を扱うスーパーがある地域も少なくありません。

もちろん、日本と同じ価格、同じ味、同じ品揃えとは限りません。

日本では普通に買えるものが高かったり、特定の商品だけ手に入りにくかったりすることはあります。

それでも、米、醤油、味噌、麺類、日本のお菓子、冷凍食品など、ある程度のものが見つかることがあります。

 

そして海外生活が始まると、現地の食事にも少しずつ慣れていきます。

お気に入りの現地料理ができる。
行きつけの店ができる。
自炊の内容が変わる。
今まで食べなかった料理を食べるようになる。

こうした変化も海外生活の一部です。

移住前から、

「これから何年も日本食と完全に切り離される」

と考える必要はありません。

本当に好きなものだけ日本で楽しんでおき、あとは現地で探してみる。

そのくらいの方が、新しい土地で食生活を作っていく楽しみも残ります。

 

「最後に何を食べるか」より「到着して最初に何を食べるか」も考える

海外移住前は、日本で最後に何を食べるかを考えがちです。

しかし、実際にはその次の食事の方が重要になることがあります。

つまり、現地到着後の食事です。

到着当日は疲れているかもしれません。

土地勘もありません。

スーパーの場所も分からない。

どの飲食店が入りやすいかも分からない。

配車アプリやデリバリーサービスの設定もまだ終わっていないかもしれません。

そのため事前に、

近くのスーパー。
コンビニ。
ホテルや住居周辺の飲食店。
職場周辺で食べられる場所。

この程度は調べておくと安心です。

 

スーツケースに余裕があれば、少量のインスタント食品やお菓子などを用意しておくのも一つの方法です。

到着したその日に無理をして店を探さなくても済みます。

海外移住は、日本最後の食事で終わるイベントではありません。

飛行機を降りた瞬間から、新しい日常が始まります。

だからこそ、

「最後の寿司をどこで食べるか」

だけではなく、

「現地に着いた日の夜はどうするか」

まで考えておく方が実用的です。

 

まとめ|日本を全部楽しみ切ってから出発しなくてもいい

海外へ移る日が近づくと、それまで普通だったものまで急に惜しく感じられます。

食事もその一つです。

だからといって、日本でできることを全部終わらせてから飛行機に乗る必要はありません。

移住後にも日本へ戻る機会はあります。

海外でも日本食を見つけることはできます。

そして、新しい国で好きになる料理も出てくるでしょう。

出発直前に大切なのは、「食べ残したものがない状態」を作ることではなく、余力を持ったまま次の生活へ移れる状態を作ることです。

食べたいものをいくつか楽しむ。

会いたい人とは無理のない範囲で会う。

それ以外の時間は普段に近い生活を続ける。

少し名残惜しさが残っていても問題ありません。

その余韻があるからこそ、次に日本へ戻ったときの食事もまた違ったものになります。

海外移住前の最後の数週間は、日本を使い切る時間ではありません。

次の暮らしへ気持ちと身体を整えていく時間として過ごすくらいが、ちょうどいいでしょう。

 

-住まい、お金, 海外就職, 食事、休日